カルフォルニア在住のYouTuber、Pajimeさんの動画を見て、「貧乏人のパスタ(伊:スパゲッティ・ポヴァレロ / Spaghetti Poverello)」なる身も蓋もない名前(笑)のパスタを作ってみました。「貧乏人」といいつつ、一人前で卵2つと豊富なチーズが採れる、栄養たっぷりなレシピです。
というより、短時間で高カロリー・高タンパクな食事をガツンと摂りたい時にぴったりな、「貧乏人のパスタ」。ひょっとして、イタリア版の「男飯」か?
材料(1人分)
「貧乏人のパスタ」の具材は、なんと卵とチーズだけ!チーズはペコリーノ(羊のミルクが原料で塩分強め)を使うのが正しいようですが、今日はスーパーでも買える使い勝手の良い細切りチーズで代用してみました。
他にも、風味づけのアレンジで、アンチョビを1片追加。こちらはオプションです。
- パスタ ×100g
- にんにく ×1/2〜1片
- 卵 ×2個
- 細切りチーズ ×ひと摑み(約30〜35g)
- アンチョビ(オプション) ×1片
- オリーブオイル ×大さじ3
- 水(パスタ茹で用) ×1.5L
- 塩(パスタ茹で用) ×大さじ1
- パスタの茹で汁 ×大さじ3〜4
- 黒こしょう 少々
チーズはパルメザン(粉チーズ)でも代用できます。その場合は、大さじ2〜3くらいの分量が目安。
作り方
1:鍋に水を1.5L注ぎ、塩×大さじ1を投入して、火にかけます。重要なのは、茹で水の塩分濃度。パスタを茹でる段階で、麺にしっかりと塩味をつけてしまいます。
2:ゆで水を火にかけている間に、目玉焼きの準備をします。フライパンに分量のオリーブオイル、包丁の腹で実を潰したにんにくを投入。弱火にかけます。
にんにくの香りが十分に立ったら、フライパンから取り出し、卵2つを割り入れます。火加減は、弱火をキープ。
3:卵の白身がほどよく焼けたら(黄身は半熟で)、フライパンの火を止めて片方をバットなどの別皿に移します。
4:鍋のお湯が沸騰したら、分量のパスタを投入。袋に書かれた茹で時間より、1分短く茹でます。
ちなみに、今回使用したパスタは、ディ・チェコのNo.11(1.6mm)です。アルデンテ(パスタに髪の毛1本分の芯が残る状態)の7分間茹でました。
5:パスタが茹で上がったら、間髪を入れずに火を止めたフライパンに投入。写真はオプションのアンチョビ1片を加えて、風味づけを行ないます。
フライパンにパスタの茹で汁を少しづつ加えながら、菜箸で「の」の字を描くようにパスタと具材を素早く和え、目玉焼きをバラバラにほぐします。1分程度和えると、パスタの茹で汁が乳化して、口あたりがクリーミーに仕上がります。
6:フライパンに分量の細切りチーズ(または粉チーズ)を投入。菜箸で和えます。パスタの余熱でチーズが溶けたら、完成!
なお、パスタに十分な塩味がついているので、味付けは一切不要です。
7:パスタを皿に盛りつけたら、手順3で別皿に移した目玉焼きを乗せます。黒こしょう少々を振って、美味しく召し上がれ!
さて、気になるお味は、辛くないペペロンチーノに目玉焼きとチーズを加えた感じ?もしくは、生クリームを抜いたカルボナーラとでも言おうか?
とにかく、茹で上げたパスタを卵とチーズで手早くいただく、いわば、素材の味わい活かしすぎな、貧乏人のパスタ。ぜひ、お試しあれ。
YouTubeの料理動画を「作ってみた」
今回、「貧乏人のパスタ」を作るのに参考にさせていただいた、Pajimeさんの動画はこちら。
自分は、YouTubeの動画を参考に料理をすることも少なくないので、今後、このブログのカテゴリー「作ってみた」に、シリーズ化して投稿するのも面白いかもしれません。いわば、ブログ版の「つくれぽ」的な?
今日は以上です。それでは!