【アクアパッツァ】もうかさめの切り身で作ったら、食感が「はんぺん」で微妙だった件

みなさん、「もうかさめ」って聞いたことはありますか?東北地方で獲れるサメの肉で、家の近所では4〜5月くらいに「マミーマート (外部リンク:ホームページ)」というスーパーで、よく切り身が売られているのを目にします。

気になるのはそのお味ですが、サメ肉にしてはアンモニア臭が少なく(※)、クセのない淡白な白身魚といった印象。お値段も100gあたり、100円を切るくらいのお手頃な食材です。

今日は、そんなもうかさめの切り身を使って、アクアパッツァを作ってみたお話に加え、関連するレシピなんかもご紹介いたします。

※店頭で新鮮なもうかさめの切り身を見つけたら、その日のうちに調理してしまうがおすすめ。やはり、冷蔵庫に入れて2日も経てば、サメ肉特有のアンモニア臭が出てまいります。

微妙にこれじゃない感のアクアパッツァが完成

左:もうかさめの切り身は、こんな感じで店頭で売られています。右:表面の血を軽く洗い流し、塩コショウを振って、張り切って調理に取りかかりましたが・・・。
左:もうかさめの切り身は、こんな感じで店頭で売られています。宮城県産で、100gあたり98円とお安いのが嬉しい。右:表面の血を軽く洗い流し、塩コショウを振って、張り切って調理に取りかかりましたが・・・。

去年の9月ごろ、メカジキの切り身で作ったアクアパッツァのレシピを、クックパッドで公開しました。以来、もうかさめの切り身なんかもアクアパッツァに合うのでは?と、ずっと考えていたため、今日試しに作ってみました。

簡単★めかじきのアクアパッツァ by TombTomb
切り身魚を使った食べやすいアクアパッツァの作り方です。簡単に作れるご馳走レシピ!

さて、上のレシピの材料、メカジキの切り身をもうかさめに置き換えて、作り方はまったく同じです。

まずは、フライパンにオリーブオイルをひき、潰したにんにく、アンチョビ2片を加えて火にかけます。にんにくの香りが立ったら、もうかさめの切り身の両面を軽くソテー。身がふっくらとして、「これは行けそう」と思ったのですが・・・、

もうかさめのアクアパッツァ:もうかさめの切り身を、フライパンで軽くソテー。続いてあさりを投入します。
もうかさめの切り身を、フライパンで軽くソテー。続いてあさりを投入します。

あさりの口が開いたら、カットしたトマト、ケッパー、オリーブを投入して、白ワインで煮込むこと7〜8分。だいぶ手順を端折っているので、詳しい作り方は上にあるクックパッドのレシピをご参照あれ。

もうかさめのアクアパッツァ:その他、具材を加えて白ワインで煮込みます。フライパンの火を止めたら、最後にディルを散らして・・・、
その他、具材を加えて白ワインで煮込みます。フライパンの火を止めたら、最後にディルを散らして・・・、

はい、完成したのが下の写真なわけですが・・・。

はい、美味しそうなアクアパッツァが完成!だけど一口食べて、何かが違う気が・・・。

先に結論を言えば、もうかさめは身が分厚いはんぺんみたいにフカフカしていて、妙に弱い弾力があって、正直、これじゃない感が否めない・・・。ちょっと、アクアパッツァ向きの魚ではないかな〜、が率直な感想でしたね。せっかく作ったけど(苦笑)。

もちろん、魚介からたっぷり出たダシに、ケッパーとタイムで風味を付けたスープの味わいは最高なんですが、しかし、もうかさめのふかふか食感だけが、どうやってもアクアパッツア的ではなかった・・・。

やはり、アクアパッツァを作るなら、カジキやタイなどの身がホロホロと崩れる魚を選ぶのが鉄板であると認識いたしました。味も良く染み込みますしね。

あっ!それから念のため。これは個人的な軽い失敗談をブログに書いてるだけで、作ったものは最後までちゃんと食べましたからね!

もうかさめなら、断然フライがおすすめ

個人的にもうかさめの食べ方で好きなのは、なんといってもフライです。その「フカフカな食感」が、サクサクに揚げたフライの衣と絶妙にマッチングいたします。

下のレシピでは、もうかさめとタラのフライを同時に揚げて食べ比べてみました。それぞれ、異なる白身魚の味わいと食感が楽しめます。

フカフカ食感のもうかさめも、身がほろほろと崩れるタラでも美味しく仕上がる調理法は、白身魚のフライだった。というのが、今日のオチでした

ビールでサクサク揚げ衣★白身魚フライ by TombTomb
衣はビール、小麦粉、卵のみ。お口の中をホロホロと崩れる、まるでパイ生地のように軽やかなフライが揚がるではありませんか!?

それでは!

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